背中を押してくれる言葉
- 公開日
- 2021/06/21
- 更新日
- 2021/06/21
校長室から
6年生の「分数のわり算」の授業です。
今日は、これまで学習したことをもとに、
「分数÷分数」の計算の仕方を考え、
説明するといった内容でした。
自分ではなんとなくわかったつもりでも
いざ、友だちに説明するとなると
なかなかむずかしいものです。
今日の授業のなかでも、先生は、
「わからない人はどれくらいいるかな」「ここまでは、わかったかな」
と確認したり、
「(友だちの発表を聞いたあと)今の説明でわかったかな」
「あ、うなづいてくれてるねぇ。うれしいね。付け足しがある人はいるかな」と児童の意見をつないだりして、みんなで学習していこうという空気をつくっていかれました。
そんな授業の途中、先生の発問に
一瞬手をあげようとして、パッと下した児童がいました。
すると、先生は笑顔で
「〇〇さん、今、手をあげてくれてたよねぇ。自信もって言ってみよっか」と、後ろ支えの言葉がけ。児童は自分でノートを持って、みんなの前に出てきてくれました。
勇気を出してちょっとしぼみかけたそのタイミングを、ちゃんと見逃すことなく励ましの言葉をかけた先生とあたたかなクラスの雰囲気。そういう中で、子どもたちは背中を押されてがんばれるんだなぁと、あらためて感じた場面でした。