学校日記

子どもの思考に寄り添って

公開日
2021/10/18
更新日
2021/10/18

お知らせ

今日は6年生で算数科の授業研究がありました。

修学旅行、団体演技参観デーも行いつつ、授業の準備も一方で進めて…。
育和小学校の教職員の皆さんは、子どもたちのためにと、ほんとうによく働きます。この日の授業に向けても、学年の先生方が一緒になって、今回の教材について、連日研究してきました。

まずは導入です。「はてなボックス」からこれまで学習してきた立体が取り出されます。
そして、今日の立体は…。
「あ!階段みたい」「テトリスやん。横にして引っ付いたら気持ちいい形」
「角柱が、凹んでる形やなぁ」子どもたちは初めて出会った立体をよく観察しています。

「5年生のとき、どんな風にこんな形の体積を求めていったか覚えてますか」
「覚えてる〜。横に切って2つに分けて考えた」「縦切り、と、横切り」
「直方体から凹んだ部分を引いて求めたよ」「ほかには・・・」
これまで学習してきたことを思い出しながら、今日の授業の学習課題をつかんでいきました。

この授業を通して感じられたのは、担任の先生が「今、わからんなぁ、自信がないっていう人おるかな・・。うん、それでいいよ。一緒に考えていこう」というあたたかな声かけや、全体指示のあとすぐ子どもの傍に寄って、必要な支援を行う姿勢が様々にあったいうこと。
また、子どもたちの思考の支えになるように、底面積を意識できるように一人一人に小さなワークシートがあったり、班で相談できるように手づくりの立体模型が各グループごとに用意されていたり、それはそれは丁寧な「準備」があったということです。

単に「公式があるから、それを使えばいい」というのではなく、子どもたちならきっとこう考えるだろうな…という、子どもの思考に思いをはせた授業。45分はあっという間に過ぎていきました。