学校日記

7月 児童朝会【校長先生の話】

公開日
2025/06/30
更新日
2025/06/30

できごと

みなさん、おはようございます。まずは、お友だちがサッカーの大会で優勝したのでその表彰をします(サッカー表彰)。さて、明日から7月ですね。今朝もかなり暑いです。夏休みももうすぐです。今日は2つお話をします。一つはとても悲しい話。もう一つはとてもうれしい話です。
先週の日曜日に、私は三田という所に行ってカブトムシのさなぎを見つけました。これを矢田東に持って帰ってみんなに見せたら、どういった反応をしてくれるかなぁって楽しみでした。月曜日に持って来て、校長室前に置いていたら、みんながとっても興味を持って見に来てくれました。でも、残念ながら三田というところはこの矢田東小学校からとっても遠くて、大阪はとっても暑かったんです。みんなに見てもらうために見えるようにしていたり、暑かったり、環境が大きく変わったりして、メスは羽化したけど狭い部屋では羽がきれいに伸びませんでした。しばらく頑張って生きていましたが、とっても残念だったんですが死んでしまいました。オスは元気に動いていたんですが、やっぱり暑すぎたためでしょう羽化できずに死んでしまいました。私が、みんなに見せたいっていうだけのわがままで2匹のカブトムシを死なせてしまいました。カブトムシにもみんなにも、とっても悲しいことをしてしまいました。申し訳のないことをしてしまいました。これが悲しい話です。もう一つのとてもうれしい話は、そのカブトムシのさなぎを見ていたみなさんのことです。「さわらないで、おさないで、静かに見てね」とだけ書いておきました。みんなは、毎朝、休み時間ごとに、たくさん見に来ましたが、誰一人、押したり触ったりたたいたりする人はいませんでした。約束をしっかり守って観察をしていました。みんなで「これは何?「カブトムシやで」「二匹おるな」「オスとメスやで」「角がある方がオスやで」などなど、いろんな話をしながらちゃんと見守っていました。矢田東の子って優しいなぁ、約束を自分たちで気づいてちゃんと守ることができる人たちやなぁって感心しました。とってもうれしかったです。カブトムシを死なせてしまったことは、本当に悲しかったのですが、矢田東小学校のみんなが優しくて、約束を守ることができることがとってもうれしかったです。
今日は、とっても悲しかった話ととってもうれしかった話をしました。夏休みまであと少しです。1学期のうちにできることを、夏休みにしかできないことをみんなにはしっかりやり切ってほしいです。これで私からの話を終わります。
                       校長 梶原 進