校長室だより—5月30日 放送朝会
- 公開日
- 2016/05/30
- 更新日
- 2016/05/30
学校日記
5月30日の放送朝会で、以下の話をしました。(平山)
先週は、三重県伊勢志摩でサミットが開かれました。これは、世界の
いくつかの国のトップが集まり、世界の重要なことを話し合う集まり
です。また、先週金曜日には、アメリカのオバマ大統領が、現職の
アメリカ大統領として初めて、原子爆弾の被害を受けた広島市を訪問
しました。このような大きなニュースは、新聞やテレビで大きく報じ
られますので、皆さんも関心をもってニュースを見るようにしてくだ
さい。
オバマ大統領が広島を訪問したときのスピーチは、とても印象に残る
ものでした。
原子爆弾で突然に奪われたのは、わたしたちとなんら変わらない普通
の人たちの尊い命であった、ということ。家族で楽しくお話しして、
元気に家を出て、そういう普通の人たちが、前触れもなく一瞬で命を
奪われてしまう、戦争ではそういう悲劇が起こるということ。
また、人間は、絶え間ない努力と科学技術の進歩で、大きな力を手に
入れ、生活を豊かに便利にしてきたが、ときにはその大きな力を人間
を苦しめ滅ぼすことに使用してしまう愚かさを持っているということ。
しかし、人間は過去から学び、自分で選択して新しい未来を拓く知恵
も持っていること。
オバマ大統領のスピーチは、戦争と平和について考えさせられる、す
ばらしい内容であると思います。先週土曜日の新聞に載っていると思
いますので、是非、上級生の人たちは読んでみてください。