学校日記

今日の一言 6月28日 本を読もう!! 【7】生きにくい子どもたち

公開日
2019/06/28
更新日
2019/06/28

校長雑感 一隅を照らす

・・・要求をぶつけ、それがどの程度とおるものなのかを試すことによって、じぶんを守る器の強度をはかっていることも多いからだ。自分が無茶を言っても、ちゃんと壁になって度が過ぎないように守ってくれる相手がいることはとても大事なことである。それがあってこそ、子どもは安心して自由に自己表現ができる。
(中略)
「子どもの自由を尊重しているのだ」といった大人の思惑とは逆に、子どもの方は「自分は本当に守られていない」といった不安や不満を抱くことも多い。

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本当の自由を子どもに与えるためには、大人はかなりのエネルギーを使わなくてはならない。
(中略)
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子どもが本当に欲しいのは、自分に対してエネルギーを賭けて対峙してくれる相手なのだ。
******「生きにくい子どもたち 岩宮恵子著(岩波書店)」P.64/65

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スクールカウンセラーとして,日々思春期の子どもたちと接している著者の鋭い洞察。
「厳しさ」と「寛容」。

子どもに受け入れられる者とそうでない者。

大人の世界にも共通する「心(エネルギー)のやり取り」

私は、このレベルで『対峙』できているだろうか?