今日の一言 8月28日 本を読もう! 【15】学習指導要領の読み方・活かし方
- 公開日
- 2019/08/28
- 更新日
- 2019/08/28
校長雑感 一隅を照らす
おわりに
・・・前略・・・
自立こそ目的である学校教育において、子供たちを自立に導くためには大人が自立的に考え、行動することが必要であり、学校の権限と責任で行われる教育課程の編成に当たって、学習指導要領を「使いこなす」ことがその第一歩であるということをお伝えする必要があると考え、この本を執筆いたしました。
・・・中略・・・
私が公立育ちであったことの最大のメリットは、いろいろな人がいて当たり前だという感覚を身に着けることができたことだと・・・
・・・中略・・・
大人が自立しなければ、子供たちを自立に導けません。
(学習指導要領の読み方・活かし方 合田哲雄著 教育開発研究所)
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著者は、文部科学省初等中教育局・財務課長です。
私は、彼の著した記事・本を読んだり、講演を聞いたりする機会が少なからずあります。
お役人は、ともするとどなたがお話になっても同じ内容で、中立的で個性がなく、公になっている文書をよめばいいのでは、と思うことがしばしばあります。
彼は、かなり「自分」を出します。それもあって面白くお話を聞くことができます。
この本も、行間に彼の想いや熱意が表出していて読み応え感があります。
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教育現場で真摯に取り組んできた過去の先生方、取り組んでいる現在の先生方の実践の積み重ねの上にある【学習指導要領】。その中に未来の教育をも創りだすエネルギーが念じ込められている。
現場にいる先生方が、自分の頭で考え、自立し、学習指導要領を読み込み、教育課程の編成権を行使してほしい。
そのように私はこの本の内容を読み取りました。
テクノロジーの進歩によって、世の中の中心は「テクノロジー」であるかのように捉えられがちですが、中心にあるのは、やはり「人」なのではないでしょうか。
彼は、事ある後に「うきあしだつ必要はない」と言います。
そう思います。私たちは、今こそ本質的で原理・原則に則った【教育】を目指さなければならないと思います。