学校日記

今日の一言 9月17日 本を読もう! 【17】 FACTFULNESS

公開日
2019/09/17
更新日
2020/04/27

校長雑感 一隅を照らす

【質問】世界の1歳児で、何らかの予防接種を受けている子供はどのくらいいる?

A)20%
B)50%
C)80%


【質問】いくらでも電気が使える人は、世界にどのくらいいる?

A)20%
B)50%
C)80%


***

「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」

・・・

1.「世界は分断されている」という思い込み=分断本能
4.「危険でないことを恐ろしいと考えてしまう」思い込み=恐怖本能
6.「一つの例がすべてに当てはまる」という思い込み=パターン本能
9.「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み=犯人捜し本能

などの10の思い込みから



「データの読み間違い
 過去のデータを更新しないための事実誤認」が、発生。
  


データを基に世界を正しく見ることの大切さ・・を訴えます。

著者は、イントロダクションで次のように語りかけています。

「この本から学べることは、あなたの心を穏やかにしてくれる。世界はあなたが思うほどドラマチックではないからだ。」
「自分の殻に閉じこもるよりも、正しくありたいと思う人へ。世界の見方を変える準備ができた人へ。感情的な考え方をやめ、論理的な考え方を身につけたいと思う人へ、謙虚で好奇心旺盛な人へ。驚きをを求めている人へ。ぜひともページをめくってほしい。」

(FACTFULNESS ハンス・ロスリング著 日経BP P.25より)

***

この本を読むと、ある種の人たちが、いろいろな思い込みを使って、世の中を動かしているのかもしれないと気づき始めます。

よく見かけませんか?

データを持ち出してきて、ポジティブなモチベーションではなく、
不安をあおることで、強いネガティブな思いを喚起して、
世の中の関心ごとを意図的に方向付けている。

・・・

データがあふれています。
情報があふれています。
誰でも、自分の意見を言うことができます。
根拠がはっきりしない情報もたくさんあります。
様々な立場の人たちが、いろいろな思惑をもって発信する情報があります。


また、社会の構造のなかで、いつの間にか意思決定をさせられていることが
あるのかもしれません。

・・・

今の時代を生き抜き、2030年の社会、未来の社会を創っていく人になるために、
子どもたちに、身に着けてほしい力とは?

・・・

保護者や地域の皆さんと、一緒に考えていきたいと思います。

****

冒頭の【質問】の