今日の一言 3月11日 歴史を作る・・・
- 公開日
- 2020/03/11
- 更新日
- 2020/03/11
校長雑感 一隅を照らす
今日は、全国の公立学校で、半旗が掲げられました。
ドイツから日本に帰りたい、大阪市の公募校長になりたい、と思うきっかけのひとつになったのが、3.11でした。
2014年、前任校で勤務していた時、地域情報誌で、お話をさせていただく機会がありました。
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地方情報誌「うえまち」→http://www.machi-sumai.com/_userdata/uemachi/pg419.html
うえまち教室・4 学校探訪(3)2014年12月号
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こんなことを書いていました・・・
〇子どもたちには「自分の物差し」を持てる人になってほしい。
〇「日本の教育は世界に通用している。本質的なところは変えてはいけない」
子どもだけではなく大人も、「世間」という「物差し」を持たされることに慣れてしまっているのかもしれない。未来の社会を担う子どもたちに必要な力は「生きる力」。求められているのは、自分で考え、意見を持ち、それを表現し実行するパワー。
〇感銘を受けたのは、大阪市教委や教職員の取り組み。
「他の全てのことより、子どもたちのことが最優先される」
そのことが徹底されている
〇世界で活躍する人を目指し子どもたちが、それを支援するのも学校の大切な使命だが、まずは「一番近い人たちの役に立つこと」が最優先。お隣のおじさんが、子どもたちの成長を実感できてはじめて、地域から大阪に、大阪から日本に、日本から世界に飛び出していく人が育つ。
〇子どもたちをリスペクトし、子どもたちには「社会を変化させる人」「時代の波を作る人」になってほしい。
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9年前。
地震・津波・原発の被害に、日本の人たちに「いったい何が起こっているんだろう?」と、胸が締め付けられるような感覚になったことを今でも思い出します。
そして、帰りたい! 帰ろう! という想いが膨らみ、日本人として当事者にならなければいけないと、決意したあの頃のことを思い出します。
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あれから6年、公募校長になって7年度目の春を迎えようとしている今、
「新型コロナウイルス感染症」の災禍の中で、日本・大阪・加美の皆さんと一緒に当事者として、ここにいます。
今回の出来事はに、「3.11」と同様に、歴史に残ることでしょう。
私たちは、いま 歴史を作っている当事者なのです。
一つひとつの判断、決定、行動に責任をもってあたりたいと、改めて思いました。