「５００でも１０００でも素振りをします。
　どんなに夜遅くなっても、できたと思えるまで
　納得するまでは寝ません。」

王貞治の素振りの話は有名です。
この言葉も、ラジオかテレビで聞いた記憶があります。

・・・

まだできないな。
でも、明日はできるようになるかもしれないから
今日は寝ちゃおう・・・

大学受験の頃だったのか、コンクール前だったか
記憶は定かではありませんが
若かりし頃、こんな夜をいったい何度迎えていたことでしょう。

・・・

そんなある日、この放送を聞いたのです。

意志の弱い自分自身に、ぼんやりとした焦りのような
苛立ちのようなものを感じていた私にとって
「衝撃的」でした。

やっぱり凄い人は違う！！
こんな人たちのいる世界にいたい！・・と
叫びたいような気持になったことを覚えています。

・　・　・

なかなか人は変わることはできないものです。
ときどき、ほんとに1年に何度かは、納得してとても幸せな気分で眠りにつくことができるものの、結局、同じようなことを繰り返してきたような気がします。

・・・
「良い習慣（こころがけ）を身に着けること」が、
学校教育の目的の一つだと、言っている人がいます。

自分ができないことを子どもたちに要求してはいけないのはわかっていますが、王選手のような、心がけがあることを知ってほしい、身に着けてほしいと願っています。