学校日記

今日の一言 5月26日 抜き書き20 「自信」子どもの限界に怒る

公開日
2020/05/26
更新日
2020/05/26

校長雑感 一隅を照らす

他人の限界に怒るのは、それが自分の不利になると考える利己主義者だけである。

子供の限界に怒る親というのは、その子供の評判によって自分の評価をあげようとしている親である。本来の自分の性格で生きているような親は、決して子どもの限界に腹を立てない。

子供の限界に怒る親は、子供に心理的に依存している親である。このような親をもった子供は防衛的性格となり、自分に弱点があると他人に受け入れてもらえないと錯覚するのである。このような親をもった子供は、愛情というものを全く理解できない。

愛情とは自分の弱点を安んじてあらわせる関係である。自分の弱点をはっきりわかりながらも不安にならないで付き合える、ということであろう。

(「自信」加藤諦三著 三笠書房より)

* * *

親と教師の存在感を比べれば、子どもにとって、「親」が大きいことは言うまでもありません。しかし、育てるという意味では、親も教師も同じです。

上記の文の「親」を「教師」に変えると、はっとします。
本来の自分の性格で生きる。そして「愛情」をもって子どもと接する。
このようでありたいと思います。

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いよいよ、来月から学校再開です。
初心に戻り、子どもたちに本当に安心感のある学校でありたいと。