学校日記

今日の一言 6月10日 抜き書き24 野口体操入門

公開日
2020/06/10
更新日
2020/06/10

校長雑感 一隅を照らす

「中心」というのは、動きの支えになる点のことを示します。
それに対して「重心」というのは、ものの形の違い・ものの内部の比重の違いから、必ずしも見かけの「中心」とは限らないことがある、ということです。
動きにとって難しいのは、動きの視点になる中心と、バランスになる重心の関係なんです。(羽島操『野口体操 感覚こそ力』)



野口体操入門(羽島操著)岩波現代文庫より・・・



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学生時代に、何度か野口先生の授業を受けたことがあります。
なんだかくねくねした体操をやらされた、という記憶しかありませんでした。最近、立て続けに野口体操について耳にすることがあり、この週末この本を手に取ってみました。

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地球上のすべての存在の共通のそして究極のふるさとは地球の中心である。その実感は自分自身の重さの感覚が基礎となる。(野口語録)

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地球上に生きる人間にとって、「重さ」と「はずみ」と「筋力」の関係がいかに大切であるか・・・・など、示唆に富んだ内容に溢れています。


冒頭の「中心」と「重心」について・・・。

様々な事柄についても当てはまるんじゃないか。

見かけの「中心」ではなく、本来の「重心」を捉える。

そんなことが出来たら、何かがすうっと動き出すような気がします。