学校日記

今日の一言 10月7日 神様がくれた耳

公開日
2020/10/07
更新日
2020/10/07

校長雑感 一隅を照らす

知り合いの方から教えていただいたおはなしです。

アメリカの学校で理科の授業中、実験に使っていたマウスが逃げ、どこに隠れたの分からなくなった

女性の教師はみんなに探させたが、見つからない
そこで全員を席に着かせ自信たっぷりにこう言った

「これだけ探して発見できないのなら
あとは、モリス君にお願いしましょう」

途端に、「ちょっと待って!何でアイツに?」という声がアチコチから起こった
教室はざわめき、一人が
「モリスには無理です」と手を挙げて言った。実はモリスは目が不自由なのである

教師は答えた
「なるほど、確かに目が不自由です。だからモリス君には無理だとみんなは思うかもしれません。でも、先生は知っています。モリス君は目が不自由ですが、
神様から素晴らしい能力をもらっています。聴力です。それを生かせば必ずマウスを見つけてくれると先生は信じています。モリス君、お願いできますか?」

そして、モリスは期待に応えて捜し出した。

そして、その日の日記に彼はこう書き残した。

「あの日、あの時、僕は生まれ変わった
先生は僕の耳を神様がくれた耳と言って褒めてくれた
僕はそれまで目が不自由なことを
心の中で重荷に感じていた。
でも先生が褒めてくれたことで
僕には大きな自信がついた」

このマウス事件から十数年…
彼は神の耳を生かして音楽の道に進んだ。

スティービー・モリスは、
シンガー・ソングライターとして
鮮烈なデビューを果たす。
スティービー・ワンダーという名前で!

・・・

持っていない能力をなげくのではなく、与えられた能力を活かす!

こどもたちにはきづかせたい!
おとなたちは忘れたくない!