２０年ほど前、ドイツの旅行会社のスタッフを連れて、日本に来たことがあります。
ドイツ発日本行きの旅行商品の販売促進の企画でした。
日本にはいったこともないというドイツ人１０名ほどを連れて、大阪−京都—東京の主要な観光地を案内しました。

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彼らが、日本で最初に降り立ったのが、関西国際空港。いわゆるKIX（関空）です。

「なんだこれは！めちゃキレイ！」
「ごみがひとつもない」

関空の到着ロビーから関西空港駅に向かう広場には、見事にごみ一つ落ちていません。
ピカピカです。言われてみれば、ドイツ国内の空港は、施設内はきれいですが、空港駅に向かう通路は、関空ほどには「完璧にごみがない！」状態ではありません。

私は、自慢げに言いました。
「これが日本！公共の施設を大切にする精神は小さい時から教育されているんです。
小学校には、掃除の時間があるんですよ」

彼らは、文字通り目を丸くして驚きました。
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日本の学校の掃除の時間や公共の場でのマナーは、大事にしたい文化だと思います。

写真：関西国際空港のホームページより