東京からの派遣の先生と
校門で登校の見守りをしていたときです。

・・・小学校の時は、勉強より体を動かすのが好きで、
　　　あまり勉強した記憶がないのに、　　　
　　　なぜ今仕事に困らない程度には文章を書いたり読んだり、
　　　会議で聞いたり話したりできるんでしょうね。

それは、勉強したことを覚えていないだけですよ。
おいしいご飯を食べた時に、
お米がおいしかったって言う人少ないですよね。
唐揚げがおいしかった・・・とか
ステーキがおいしかった・・とか
おかずがおいしかったことは覚えてるんです。

体を作っていたのは、おかずだけではなくて、
お米や副菜やお味噌汁やいろいろなもの。
でも、おかず以外は忘れてしまっています。

学校で一番の思い出を聞かれると、遠足や修学旅行や卒業式が人気ですが、それは、「学校のおかず」です。字が書けたり読めたりするのは、覚えていない「学校のお米」=教科の授業なんです。
私たち学校の教師は、おかずだけを食べたがる子どもたちに、「お米」もしっかり食べようね・・と毎日食べさせているんです。

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今日は「学校のおかず」の時間でした！！

（１８年前・ミュンヘン日本人国際学校・事務局長時代の話です）