学校教育は、原理原則に従って…などと、難しいことを書いてきました。

国家及び社会の形成者とか、学校生活を営む上で必要な規律とか、
自ら進んで学習に取り組む意欲を高めるとか・・・
なんだかんだと、いろいろと言われます。

今どきよく言われるのは「学びに向かう力」です。

どうやったら勉強したくなるのか。
モチベーションを上げることができるのか。

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子どもは
お母さんの
笑顔のために
勉強しているのです

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この連休中に「母」に関する本を何冊か読みました。
その中で見つけたことばです。

社会に役立つため、人の役に立つため、人を助けるため、
未来を創る人になるため、自分の夢を実現するため、
お金持ちになるため、幸せになるため・・・・

そのために勉強する。

どれも正しいようですが、どれも腑に落ちない、
居心地が悪いと感じてしまいます。

・・・

「子どもが勉強するのは、
　お母さんの笑顔のため」

「そうなの？」
　なんて子どもに訊いても
「そうだよ」とは答えないと思います。

でも、自分の子どもの頃を思い出すと
言われてみればそうだったかも知れない、
と落ち着いた気持ちになりました。

「お母さんの笑顔が見たい」

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写真：１９８６年ドイツへ留学した時に、母がお守りに持たせてくれました。「無事」と書かれています。ずうっと見守ってくれています。