当たり前の最初の基準を作るのが母なのです！

福沢諭吉の母・於順（おじゅん）のお話です。

諭吉の家に、身寄りがなく汚い身なりの女の子がよく訪ねて来たそうです。於順は、優しく受け入れ、服についたノミをとり、とったノミを諭吉に潰させたそうです。
諭吉は、それがとても嫌で、言い訳をしてその役目を避けようとしたとき、於順は、こう言ったそうです。

「この子は、自分ではできないのですよ。できる人ができない人のためしてあげる、それが人として当たり前だと思うのですが・・」

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母が教えることで大事なことは、その子にとって当たり前の基準値を作ってあげること。
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「人に優しくしなさい」ではなく「人に優しくするのが当たり前」

引用：「母」VOL.2 致知出版社　P.64