学校日記

今日の一言 3月9日 抜き書き28 教えるということ

公開日
2021/03/09
更新日
2021/03/09

校長雑感 一隅を照らす

私たちは、子どもたちからだいたいまあ好意を示されて過ごしています。
ですから世の中の人は、みんな自分に対して好意をもっているような
錯覚をおこすわけです。

何か意見を言えば賛成者があるような、
何かをやればだれかが「よいお仕事ですね」といってくれるような、
そんな甘さがある。

教室で「分かりましたか」と聞くときには
「わかりました」という返事を期待しています。
それは、「わかりましたか」と聞くときの本当の真剣な答えを期待していないという自分への甘さがあるのではないかと思います。
ですから私は「わかりましたか」と言う言葉を口から出さないように
鍛えた日々があります。

(「教えるということ」大村はま著 ちくま学芸文庫 P99〜P100から抜粋)

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昨日の研修会の講師の先生は、自分の言葉に対して厳しさがありました。
この本のことを思い出しました。