学校日記

今日の一言 3月19日 卒業式・式辞

公開日
2021/03/19
更新日
2021/03/21

校長雑感 一隅を照らす

本日ここに、第133回 大阪市立加美小学校・卒業証書授与式を挙行できますこと、教職員一同を代表いたしまして 感謝申し上げ、高いところからではございますが、ご挨拶申し上げます。
保護者の皆様
お子様のご卒業おめでとうございます。
立派に成長した姿に感慨もひとしおのことと ご推察申し上げます。
地域の皆様
ここには、いらっしゃいませんが、これまでのご支援に心より感謝申し上げます
卒業生の皆さん
ご卒業おめでとうございます。
* * *
みなさんは、小学校に入学してからこれまで、たくさん質問されたり課題を出されたりしてきました。そして、その問いかけに一生懸命答えてきました。これまで、テストでも授業でも、出された「問題を解く」、質問されたら「答える」「行動する」を繰り返してきました。

いま何をするときですか?
次は何をしますか?
どこへ行きますか?
自分で考えて動きましょう

最近では「遅刻しない」でしたね。多分、そう言われたので遅刻しないためには、どうしたらいいんだろう?と考えた人もいるでしょう。
朝起きるためには、何時に起きなきゃいけない→じゃ何時に寝なきゃ。→じゃ早く寝るために 宿題は何時までに終わらなきゃ.....などなど

では、みなさん!
「なぜ遅刻してはいけないか?」考えたことありますか?

◯なぜ遅刻しちゃいけないの?
  →だって時間を守らなきゃいけないから
◯なぜ時間を守らなきゃいけないの?
  →だって校長先生が、
   「時を守り 場を清め 礼を正す」って 
   しつこく 言ってんじゃん
◯校長先生が言っていることは、きかなきゃいけないの?
  →え!? きかなくていいの?

みなさんだけではなく、私たち大人も、他者から問いかけられたら、それに答えることで一生懸命です。問い自体に、その問いかけって大事なこと?っていうもう一つの問いをしているでしょうか?

○なぜ、勉強しなければいけないのか?
○なぜ、「きまり」はあるのか
○なぜ学校に行くのか?
○なぜ生まれてきたのか  
・・・なぜなぜ

○私たちは、質問ばかりされてきたし自分自身でもしてきました(自問自答)。実は、私たちは問いと答えの繰り返しの中で行動をしています。
「重要なことは、正しい答えを見つけることではない
正しい問いを探すことである。間違った問いに対する正しい答えほど、危険とはいえないまでも役に立たないものはない」

(経営学者ドラッカーという人の言葉です。)
今は「答えのない時代」だという人がいますが、そうではなく「正しい問いを持っていない、哲学のない時代」だと言った方がいいかもしれません。みなさんは、これからも たくさんの「問い」の中で生きていきます。
自分の中に、「正しい問い」を持つと、正しい答えと正しい行動に結びつきます。「答のない時代」に振り回されて生きるのではなく、自らが立てた「正しい問い」の中でしっかりと生きていってほしいと願っています。

* * *
と言いながら、最後の問いかけです。
これから別れの言葉、そして素晴らしい歌声を聞かせてくれることと思います。感謝の言葉であふれています。みなさんは、どんな想いで誰に向かって語りかけますか?
もしくは、他に「正しい問い」があるかな?

令和3年3月19日 大阪市立加美小学校 校長 吉岡哲郎