２００４年、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ法王が、「笑いが遺伝子スイッチをONにする」で有名な村上和雄氏を含め、世界中の八人の科学者を招待しました。村上氏が聞きました。「いままでの人生で、いつが一番幸せでしたか？」と質問したところ、間髪を容れずに「いまだ」との答えが返ってきました。出席した科学者たちは大いに喜びましたが、実はこの意味は、「科学者と対話している今が一番幸せだ」と言ったのではなく「いつでも、今が一番幸せである」という深い意味があったのではないかと村上氏はあとから気づいたそうです。

そして、村上和雄氏は、このような思いにまで至ります。
「子供の幸せを願う親と同じように、私たちは「自分の幸せを」忘れがちです。法王のように、今が幸せだと答えられるくらい、一人ひとりが今ある命や幸せを意識し、感謝しながら生きていくことが、どのような危機に遭遇しようと、人類、そして地球の幸せに繋がっていくと考えます。」
（引用：致知２０２１年６月号　P111より）

＊　＊　＊
いつか来る未来の幸せ
あの頃の過去の幸せ
そんな手の届かない幸せではなく
たった“今”幸せ！

こんな時期ですが、毎日楽しそうに登校してくる子どもたちと一緒の時間を過ごしていると、こんな時期だからこそ、“今”幸せ！と感じることができます。
ありがとうございます。