「なぜ、帰るときの方が元気なのか分かりますか？」

朝のあいさつは元気がないのに、帰るときには別人のように元気な子がたくさんいます。指導の仕方に工夫が必要なのかと思い、先輩の校長先生に聞いたときに、先ずこのように質問されました。そして、朝のあいさつと帰るときのあいさつには、大きな違いがあるとおっしゃるのです。

「朝は一人できます。一人のエネルギーで学校までたどり着いているのです。帰るときは違います。一日中いっしょにいた友だちからいっぱいエネルギーをもらっているのですから、そりゃ、朝とは別人になるのは当たり前なんですよ。」

なるほど、こちらが指導するとかそんなつまらない計らいなど余計だったのですね。子どもが生き生きとできる環境を作ることが大切なんだと気づかされた時でした。

今日も、そのことを思い出させてくれる、そんな子どもたちの表情を見ることができました。友だち、なかま・・って、いいですね。