学校日記

今日の一言 9月8日 自分のお葬式を想像する

公開日
2021/09/08
更新日
2021/09/08

校長雑感 一隅を照らす

私はお棺の中です。
突然この世を去ることになりました。
今日は、私のお葬式。
私に関係のあったいろんな人が参列してくれました。

家族がいます。
妻、二人の息子がミュンヘンから飛んできました。
そして、お棺の中の私に向かって話しかけてきます。

生前、夫は・・・・
   父は・・・・

職場の仲間も来てくれました。
校長先生は・・・・

保護者の方、PTAの人もいます。
地域の人も来てくれました。
東京、北海道からの友人の姿もあります。

みんな口々に、私の思い出を語ってくれます。

・・・・・

さて、想像してみましょう!!

口々に私について話をしてくれる彼ら。
彼らに、私はどう言って欲しいのでしょうか?

何の準備もなしに、私の命は消えています。

家族は私にどんな想いを抱いていたでしょう?
学校の子どもたちは、どんな校長先生と思っているでしょうか?
職場のみんなはどうでしょう。
地域や保護者の皆さんは?
などなど・・・。

彼らにどういってほしいでしょうか?

*** *** ***

これは「7つの習慣(スティーブン・コビー著)」に出てくる話を私風にアレンジしたものです。

・ ・ ・ ・ ・ ・
今、私の人生の中心はどこにあるでしょうか?

一瞬一瞬の行動の選択の連続が人生です。人生の中心を意識していると、正しい選択をすることができるかも知れません。私は、自分の葬式で期待通りのコメントを皆さんから聞くことができるのかも知れません。自分の人生の中心に何を置きますか。優先順位はなんですか?

「家族」「仕事」「地域活動」「友人」「趣味」「お金」「名誉」・・・・

それを決めるのは、わたしたち一人ひとりです。

*** *** ***

様々な価値観、情報が溢れています。
毎日、選択を迫られています。

子どもたちには、自らで人生を切り開いていく力を付けてほしいと願っています。
これからの人生で遭遇する無数の「選択する瞬間」。
その時に困らないように、今は、いっぱい遊んで、いっぱい勉強して、いっぱいいっぱい・・・・。
学校がそんなところになるといいな。

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混迷の只中にあるコロナ禍の今だからこそ、人生の終わりから逆算して「今」の生き方を見つめたい。10年後、20年後、30年後にしっかりと「令和3年」を振り返ることができるか。真剣勝負の毎日です。