学校日記

今日の一言 10月12日 西林幸三郎先生 講演 その1・その2

公開日
2021/10/12
更新日
2021/10/12

校長雑感 一隅を照らす

(その1)
2015年10月にPTAの催し物として、西林幸三郎先生をお招きして「いじめ」についてお話を伺いました。西林幸三郎先生は、あの大津市のいじめ自殺事件に、第3者委員会のメンバーとして関わっていらっしゃいました。あの事件から10年、学校は変わっているのでしょうか?

当時の校長雑感をここに転載してみます。

****
ここにフェンスがあって、こちら側へ飛び降りると怪我をするぐらいでしょう。でも反対側へ飛び降りたら・・・・死ぬんです・・・・
*** *** ***
こう語った時から、先生は1時間30分の講演が終わるまで、ハンカチで眼鏡を拭くようなしぐさを幾度となくなさいました。

彼が、この事件をとおして見たものは、どんなに深く悲しいことだったのしょうか。その深い悲しみの向こうに希望や救いを見出すことができたのでしょうか?

多目的室に集まった保護者の皆さん(そして、私)は、とてもとても大切なことを学ばせていただきました。

先生が講演の最後にご紹介された歌です。
白金も 黄金も玉も 何せむに まされる宝 子にしかめやも
(山上憶良)

1時間30分の講演を聞いた私たちは、この歌が選ばれた理由を、とても深く理解できたのです。

(その2)↓