学校日記

今日の一言 10月15日 西林幸三郎先生 講演 その7≪大好きや≫

公開日
2021/10/15
更新日
2021/10/15

校長雑感 一隅を照らす

「様子が分かれば、解決だ!!」
課題を抱えている子どもが必要としているのは、指導ではありません。
聞いてほしいのです。見てほしいのです。
どうしたの?
何があったの?
と訊くと、子ども自身が分かります。気づきます。
子どもたちは、実は知っています。
何がよくて、何が悪いのか。
どうすればよいのか。
でも、いろいろなことが頭の中にたくさんあって、
霧の中にいるようなのではないでしょうか。
気づかせる手伝いが大事です。
「直そうとせず、分かってあげること」
誰かが、この役目になりたい。
親ができないなら、担任の先生が。
担任の先生ができないなら、教頭先生や、校長先生が。
学校ができないなら、近所のおじさんやおばさんが。
子どもを「分かる」人に誰かになってほしい。
*** *** ***
「大好きや」
そして、体中から心の底から言ってやりたい。
「大好きや! 大好きや!」
「君は、私にとって、かけがいのない大切な人や!」

*** *** ***
西林先生は、またハンカチを顔に持っていきました。
(西林先生の講演内容をもとに書きました)
* * * * *
この講演から7年が経ちました。今読み返しても内容が色あせることはありません。
今、加美小学校は、独自の教育理念を作成しようとしています。
時代が移り変わっても「変わることのない」、いえ、もっと積極的に言えば「変えてはいけない」教育的な理念、原則があるに違いないと思いを新たにしています。