学校日記

今日の一言 7月20日 (先生たちの)働き方改革について 11 今こそ≪働きがい改革≫へ

公開日
2022/07/20
更新日
2022/07/20

校長雑感 一隅を照らす

『働き方改革=定時の出退勤・効率化・成果主義・リモートワーク』を、現場の先生方に強要するのは、現状からかなりかけ離れています。

学校は、子どものためにあります。まさに今生きている人、今成長している人を相手にした仕事です。
学校における業務の“質”とは、すなわち子どもたちへの≪愛情≫≪心配り≫≪関わり≫です。
ある種の職種では、簡略化や効率化、リモートワークもできることでしょう。しかし、子どもたちに携わることに、そのようなことはできるわけがありません。お母さんやお父さんが子どもたちと関わるときに、簡略化や効率化やリモートを考えるでしょうか!ありえない話です。

先生たちの働き方改革は、先生たちから“働きがい”を奪わないことだと思っています。先生たちにとっての“働きがい”のある職場環境とは、「子どもたちのことを考える時間」「授業の準備(教材研究とも言われます)ができる時間」の確保、「子どもたちにハッピーな気持ちで接することができる精神的な余裕」が持てること・・ではないでしょうか。

それは、贅沢なことかもしれません。望みすぎなのかもしれません。
でも、「子どもの笑顔のある学校」のためには、先生たちに、今こそ≪“働きがい”改革≫によって、よりよい職場環境を作りたいと、それが校長としての仕事ではないかと考えています。