学校日記

今日の一言 10月20日 木登り・本当のやさしさ!

公開日
2022/10/20
更新日
2022/10/20

校長雑感 一隅を照らす

久宝寺緑地には、ちっちゃな子が、よじ登りたくなる木があります。
1年と2年の子たちがその木を見つけて、ワイワイ言いながら登り始めました。怖がりで心配性の私は、駆け寄ると“気を付けてよ!あー危ないな!もうやめようよ!”と、情けない声を出してしました。もちろん、止めるわけがありません。

そこに6年生の男子が来ました。“危ないぞ!もう止めな”と声をかけ始めました。もちろん、そんな声には意にも介さず、ちっちゃい子たちは登り続けています。するとその6年の子は突然、「俺が登る!」と言い出しました。しかたなく、1年と2年の子たちは、場所を譲りました。
彼は、あるところまで登るとそこに座り、それ以上登りません。ちっちゃい子たちは、彼の座ったずいぶんと低い場所まで登っては、飛び降り、また登っては飛び降ります。

そうです彼は、言葉でいうのではなく、自分が登って座ることで、言葉で言ってもわからないちっちゃい子たちが危ないところまで登れないように堰を作ったのです。

止めなさい!とか、危ないとか!もう言う必要はなくなりました。
うるさく言われることもなくなった1年生と2年生は楽しそうに登っては飛び降り、飛び降りては登ってを繰り返すのでした!