子どもに考えさせる!
- 公開日
- 2022/04/29
- 更新日
- 2022/04/29
お知らせ
令和4年4月29日(金)週末コラム
未来志向の「ことばがけ」(宇野弘恵 明治図書)より
・・・「子どもが勉強してくれない」という。「〜してくれない」と言うことは、子どもは親の思うように「してくれる」存在であるという前提です。子どもは親がコントロールできるものだと思っていたのに、なかなか思い通りにならん、どうしようということです。
そもそも子どもなんて、いえ、他人なんて誰一人自分の思い通りに操作することなどできません。たとえ我が子であっても別の人間です。それなのに、親の思い描くように勉強させようと思って先回りするから、子どもは自分で考えなくなるのです。「親が言うからする」「うるさく言われるからしない」と、勉強するかしないかの判断基準が、自分ではなく親になるのです。
教師にも同じことが当てはまります。子どもが主体的に家庭学習に向かえるよう、授業や宿題、課題を充実させている先生もたくさんいらっしゃいます。しかし、子どもを「出されたものをすればよい」「宿題以外はしなくてもよい」という思考にしてしまうような「指導」が、学校現場にはたくさんあります。板書をノートに写さない子を頭ごなしに叱り強制的に書かせるのも、ケンカでどちらが悪いか教師が決め謝罪させるのも、当事者である子どもが考える機会を奪う「指導」です。教師がよかれと思い形を整えることが、結果的に子どもから当事者性を奪い、無責任さを育ててしまいます。(中略)
宿題に限らず、勉強も友だちのことも….すべて子ども自身の問題です。子ども自身が向き合い、考え、解決すべき問題です。失敗させてはならぬ、うまくいくようにと先回りして手や口を出したり、大人の言う通りにすれば大丈夫と教えたりするのではなく、自分で考え、解決していけるようにしていくのが、私たち教師の役割ではないでしょうか。
これは、本校のめざす子どもの姿のひとつ、
「自分で考えて、行動する子ども」そのものです!大人がする・言う前に、「どうする・どうしたい」と問いかけ、子どもに考えさせる。そして、「どうしてほしい!と寄り添うことが大人(親や教職員)には必要なのではないでしょうか。