学校日記

育ち合うとは?

公開日
2023/11/23
更新日
2023/11/23

お知らせ

?令和5年11月23日(木)祝日コラム
東洋経済オンラインより、

湘南学園住田昌治学園長の言葉

自分が正しい答えを知っている、そうでなければ教えられないという、これもまた思い込みですよね。学校教育の基本は、自分の考えを押しつけることではなくて、「人が育つ場」であることだと思います。生徒はもちろん、教員も一緒に育っていけばいい。

では「育つ」とはどういうことかというと、自分と他人とが違う存在であることをまず知ること。たとえば校長がそれを知らず、「自分がこう思っているんだから皆もそうでしょ」と押しつけてしまえば、教職員は育ちません。やっぱり自分と他人は違うという前提のもとで、その人がどういうことを考えて何をしたいのか、相手の視点で見て任せていかないと、その人が育つチャンスを潰してしまいます。

決して放任主義というわけではなく、その人が育つように我々がきっかけを作り、環境作りをしていくということです。そのうえで、自身が意思決定をしてトライしていくことが大事なのだと思います。

信じて任せる。上意下達で、既知のやり方だけを押しつけていたのでは先生も育たないし、生徒も育ちません。





「教える」から「学ぶ」へ!

「指導」から「支援」へ!

私たち大人は「予測困難な、答えがひとつでない時代」を生きる子どもたちに、どんな力を育てていかなければならないのか!

これまでのいい高校、いい大学、いい会社、終身雇用で安泰、という時代は終わりました。働き方も千差万別!生き方も多種多様!そんな時代を生きていく子どもたちに必要な力は、「自分の考えを持ち、自分から行動し、チャレンジする力」です。そして、「他の人の力を活用する力」です。

私たち大人はこれまでの教育観から脱却して、「子どもから学ぶ」、「子どもとともに育つ」そんな学校をつくっていかなければなりません!

「指導」と言う言葉を捨てませんか?