弱い理念とは?
- 公開日
- 2025/03/25
- 更新日
- 2025/03/25
お知らせ
令和7年3月25日(火)春休みコラム
【校長のリーダーシップ分析】
東京学芸大学准教授の末松裕基さんの言葉より、
組織においても先行きが見通せない現代のような時代においては、組織経営のプロセスにおいては「対話」が重要になると言われています。
それとともに組織の最終的な責任はリーダーが引き取る必要性もあります。言い換えるとリーダーには常に自らの理念を持つことが期待されます。
ただそれは「強い理念」である必要はありません。現代のように外部環境の変化が早く、それと同時に組織の構成員の多様性が増す時代にあって注目されてきたのは、「弱い理念」と言うものです。
これは組織やそこに関わる人が、自分の信じるべき価値観を抱き、それに基づいて行動し、また得られた結果をもとに、周囲と対話しながら理念を修正していくことを許すと言うような考え方です。
このような「弱い理念」に基づくリーダーシップのあり方は、いかなる組織でも重要となると考えられますが学校が担う「教育」と言う業務の特質を踏まえた場合、より一層鍵となることがわかります。
チーム長原の大人たちは、まさにこんな組織をめざしています!
1人ひとりが自分の得意を大いに活かして、自分から行動して、みんなと対話しながら、最適解や納得解を見つけて、事を前へ進めていく!そして、緩く、寛容なつながりを保ちながら、正解主義ではなく、修正主義で事を進めていく!
「弱い理念」の発想を大事にしていきたいです。