「お忙しいところ、すいません・・・」
- 公開日
- 2025/09/18
- 更新日
- 2025/09/18
お知らせ
令和7年9月18日(木) 4年長原タイム
みなさん電話って得意ですか? “知らない誰かへ掛ける電話”です。
午後長原タイムの時間、職員室に4年生の二人が担当の先生と一緒にやってきました。
「電話を掛ける」とのことですが、何のことかよくわからなかったので詳しく尋ねると、「長原フェスティバルに使う道具を探しているが、近隣のお店に在庫があるかどうか?前もって確認する」ために電話を掛けるようです。
そうですね、何かを企画する場合には様々なスキルが要求されますが、“電話を掛けれる”ということも大事な能力の一つです(苦手だなと感じられる方も多いのではないでしょうか)。それによく考えてみると、子どもたちが固定電話に触れる機会も近頃あまりありません。今回の学習は、いろいろな意味で貴重なものになるのではないかと思います。
子どもたちは教室で前もって、電話口でのセリフを考えていたようで、メモを持参していました。ただそれでもかなり緊張した様子で、終わったあとに尋ねると、「緊張した〜」「あんまりこういう電話は使わないから」との感想です。
また、探究学習には“教科横断的”な側面もあり、「今回はこんなところを伸ばしてあげたいな」といった意識が支援の際には大切ですが、今回の学びの中には国語科のエッセンスがふんだんに含まれていたように感じます。
「お忙しいところ、すいません」と子どもたちは話し始めたのですが、その中では自然と敬語が学べますし(もちろん他者意識も)、また担当の先生の「こういうときは相手が言ったことを書き留められるよう、鉛筆みたいなものを持ちながら電話をするといいんだよ」というアドバイスはメモの取り方の学びにつながります。そして今回は、それを“生きた体験”の中で学ぶことができました。
子どもたちはもちろん大変そうでしたが、やり切ったあとは清々しい顔をしていました。大きなチャレンジ、ほんとによくがんばったね!