学校日記

12月7日児童朝会

公開日
2015/12/08
更新日
2015/12/08

学校のようす

校長先生のお話
 今日は、ちょっと難しいお話をしますが、とっても大切なお話です。しっかり校長先生の方を見て聞きましょう。
「わたしのせいじゃない」というお話があります。レイフ・クルスチャンという方が書いた絵本ですが、今日は、このお話の中から一部を読みます。「泣いている子がいます。だれのせいなのか考えながら聞いてください。」

 どうして泣いているのか問われて、14人の子どもたちは、口々に「わたしのせいじゃない」と話します。絵本の最後に、「みんなたたいたんだもの」こどもたちは、「全員よ、全員」と声をだします。

 そうなのでしょうか?その子のせいか、その子の責任なのか。
 「大勢でたたいた、ぼくもたたいた」
 「はじめたのは、わたしじゃない」
 「自分のせいじゃない。その子がかわっているんだ」
 「はじまったときのことを見ていないから、どうしてそうなったか知らない」
 「ぼくはこわかった。何もできなかった。ただみているだけだった」

 この子たちの言っていることは、正しいですか?
 よく考えてみてください。
 いじめているんです。

 泣いている子どもの立場にたって考えてみましょう。
 ・何もしていないのに悪口やたたいてくる。
 ・かばってくれる人がいない
 ・みんなにたたかれる
 ・一人ぼっち・・・。


 では、一人一人は、どうしたらよかったんでしょう。どうすべきなのでしょう。いじめのないクラス、学校にするのはどうしたらいいでしょう。先週に「人権」についてのお話をしましたが、もう一度、自分で、学級で考えてみてください。