2月8日児童朝会
- 公開日
- 2016/02/08
- 更新日
- 2016/02/08
学校のようす
校長先生のお話
最近テレビのニュースを見ていると、だんだん夏のオリンピックの話題が増えてきましたね。今年の8月5日からブラジルで開催されるリオデジャネイロオリンピックに、サッカーや7人制ラグビー、水球などが出場権を獲得していますな。
みなさんの中にもスポーツを頑張っている人もたくさんいますね。サッカー、バスケットボール、剣道、野球、ソフトボール、キックベース、空手、ダンス、水泳などで汗を流し、体と心を鍛えていることでしょう。スポーツで頑張っている人ばかりではありません。自分の家の周りのお掃除をしたり、近くの年下の面倒を見てあげたりしている人もいます。
私たちの心の中には、このように、スポーツで鍛えて自分を高めたいとか、人の役に立つことをしたいとか、自分の役目をしっかり果たしたいといった「強い心」があります。
反対に、私たちの心の中には「弱い心」もあるのです。「あの子とけんかしたから、からかってみよう」と意地悪をしたり、都合の悪いことを隠すために嘘をついたり、しんどいことをしないで怠けたりという、「弱い心」が隠れています。そして、この「弱い心」は誰でももっています。もちろん、大人ももっています。
「弱い心」は、いつの間にか、心の中で広がります。一度、広がってしまうとなかなか消せません。じゃあどうすれば、広がらないのでしょう。方法は、ただ一つ、自分で消すしかありません。自分との闘いです。強い心は、自分で育てなくてはなりません。自分を甘やかしていては強い心は育ちません。
最初に紹介したいろいろなスポーツ選手も試合では、相手チームと戦っているだけではなく、実は、自分の「弱い心」と闘っているのです。辛いな、もうやめたいな、とくじけそうになる心と闘って力を振り絞っているのです。
みなさんが勉強しているときもそうです。めんどくさいなという「弱い心」に打ち勝って、強い心を育てているのだと思います。難しくてもあきらめないぞという強い心で頑張っている人がたくさんいますね。ところが、勉強中、「いややなあ。やりたくないなあ。」という気持ちが出てくることはありませんか。そのままでは、弱い心が広がってしまって強い心が負けてしまいますね。そのままどんどん弱くなっていくのか、歯をくいしばって強い心を育てていくのか、自分との闘いです。
学校は、「強い心」を育てるところです。皆さんを見守る先生方は、決して皆さんを甘やかしはしません。皆さんも自分を甘やかしてはいけません。強い心は、あなたの夢を実現させ、あなたの周りの人も幸せにすることができるからです。
校長先生が、以前皆さんに話した「花咲き山」の話では、歯をくいしばって頑張ると花咲き山に一つ花が咲くのです。強い心で、あなたたち一人一人の心を花でいっぱいにしてほしいと思っています。