校長先生の話・・・・「最後の全校朝会」
　今週の木曜日、6年生は、卒業式を迎えます。ので、今週の全校朝会が、みんながそろう最後の全校朝会です。来年度に向けて、この1年間を振り返って、みなさんが一人一人に考えてほしいことをお話したいと思います。
　それは、自分が友だちや周りの人に対して、どんな言葉で話しかけてきましたか。また、どんな態度で接してきましたか。今、少し思い出してみましょう。
　自分の言った言葉が、友だちを傷つけてしまったことはありませんか。不思議なことに、人には、自分の言ったことややったことが、自分自身に返ってくることがあります。
　みなさんに、気をつけてほしい言葉があります。みなさんもよくわかっていると思いますが、「悪口を言う言葉」や「文句を言う言葉」です。
　このような言葉をよく使う人は、不思議なことに、このような言葉を使わないといけないようなことが、身の回りに起こってくるものです。例えば、悪口を言うと悪口が返ってきてお友だちとしょっちゅうけんかをしてしまったり、文句を言えば言うほど、文句を言わなければならないことが、次々に身に回りに起こったりしてしまうものです。
　でも、いつも友だちに笑顔を向けている人には、笑顔が返ってきます。「ありがとう」と言っている人には、「ありがとう」の言葉が返ってきます。
　また、自分が直接いけない言葉を使っているわけではないのですが、目の前で友だちの嫌がる言葉づかいや態度をとっている人がいたら、どうしてきましたか。そのときに、その言葉を止められなかったり、その態度を許してしまうような雰囲気を作ったりしていなかったかも合わせて考えてみましょう。
　来年度の新しい学年に向けて、今の言葉づかいや態度について振り返ってみてほしいと思います。そして、たくさんの笑顔や「ありがとう」の言葉が集まってくる自分になってほしいと思います。