学校日記

12月3日(月)児童朝会(放送)

公開日
2018/12/06
更新日
2018/12/06

学校のようす

<校長先生の話>
 今日は、人権週間についてお話します。
 「人権」って何でしょう。この言葉は難しいですね。一人一人、みんなが大切にされ、幸せに生きていくことというと少しわかりやすくなりますよね。
 1948年12月10日に世界中の国々が集まって「世界人権宣言」という約束、世界中の人々がお互いを大切にし、幸せに暮らしていこうという約束が世界中で交わされました。そして、その12月10日を「世界人権デー」として決めました。日本の国では、その前1週間、12月4日〜12月10日までを「人権週間」として決めています。
 今年のテーマは、「みんなで築こう 人権の世紀 〜考えよう 相手の気持ち 未来へつなげよう 違いを認め合う心〜」です。
 「考えよう 相手の気持ち」とは、どういうことでしょう。そうです。この言葉通りです。
 自分の言う言葉が友だちにどんな気持ちをさせるのか、考えたことがありますか。きつい言葉、きたない言葉を使っていませんか。また、言葉はふつうでも、自分の思いばっかり言って、友だちの思いを聞かないことはありませんか。
 言葉だけではありません。自分の態度が友だちにどんな気持ちをさせているのか、考えてみてほしいと思います。
 「未来へつなげよう 違いを認め合う心」とは、どういうことでしょう。
 みなさんのまわりにいる多くの友だち一人一人がみんなが違う気持ちを、心を持っています。自分と同じように感じないことを当たり前だと思うことが大切です。もちろん、ルールを破ることを認めるのではありません。
 まずは、友だちの気持ちになってみることが大切です。相手がどうしてほしいと思っているか考えてみましょう。そのために、友だちの様子をよく見ましょう。友だちがどうしてほしいと思っているか考えてみましょう。そうすると友だちの考えていることが、よくわかるのではないでしょうか。
 そして、みなさんが大人になったときに、一人一人がみんな違う気持ちを持っていて、それを堂々と話すことができるのが、あたりまえの社会にしましょう。
 明日、12月4日から人権週間が始まります。今年のテーマ「考えよう 相手の気持ち 未来へつなげよう 違いを認め合う心」について、今日は少しだけお話しました。
 今年のテーマを受けて、みなさん一人一人がどのようなことができるのか、クラスでは、どうしたらよいのか、一度考えてみてほしいと思います。