種子が発芽する条件1(5年)
- 公開日
- 2020/05/13
- 更新日
- 2020/05/13
5年生
夏から秋にかけてたくさんの種ができたヒマワリやマリーゴールド。
種が学習園にたくさんおちているはずなのに、冬の間、芽がでないのはなぜだろう。
みなさんは不思議におもったことはありませんか。
種を植えた後、根や子葉が生えてくることを「発芽」と言います。
冬には発芽しないことから
植物が発芽するためには必ずそろわなければならないことがあるようです。
今回は発芽には何が必要なのかを実験します。
種まきをした時のことを思い出してみましょう。どんな準備をしましたか。
植木ばちに土を入れ、1cmくらい掘って、種を入れましたね。そして暖かいところに置いて、水やりをしました。
つまり発芽にいりそうなものは、「土」、「温度」、「日光」、「水」かな。
でも、この中には、実は、発芽のためには必ずしもいらないものがあります。例えば土の中に種を入れるのだから「日光」は当たっていませんね。また、水栽培(さいばい)という方法もあるので、「土」も必要はありません。
かわりに、周りにいつもあって、気付きにくいですが「空気」もいりそうですね。
つまり「水」「空気」「温度」が発芽に絶対に必要なものだと考えられます。
この考えを確かめるために、次のような実験をしてみましょう。
写真のようにふた付きの透明なカップ、保水のためのだっしめん、ツルナシインゲンの種を準備します。
次にカップの中にだっしめんをしきつめ、種を3つずつまいておきます。3つにするのは、1つだけだと、発芽しない種がある場合があるからです。
水、空気、適当な温度がそろっている場合と、それぞれ一つがない場合を調べるために、カップを12個用意しました。これは、できるだけ実験の確からしさを高めるための工夫です。