「余裕とは」
- 公開日
- 2021/06/30
- 更新日
- 2021/06/30
学校行事・できごと
余裕とはどのようなものでしょうか。
想像してみてください。例えば、30階建ての高いビルの屋上から隣のビルの屋上まで幅50センチの板を架けたとします。その板を渡ることができるでしょうか?怖くて渡れないですよね。
それでは、今度は幅10メートルの板を架けたらどうでしょう。渡れますか?
高くて怖いけど、これなら何とか渡れるかもしれません。
さらに3つ目、その幅10メートルの板の真ん中に幅50センチの間隔で2本の線を引いてその間を歩けと言われたらどうですか?歩けそうですね。
実は最初の質問と3つめの問いは同じことなのです。
幅50センチの板は渡れないけど幅10メートルの真ん中の幅50センチは渡れる。実はこれが余裕というものなのです。
勉強に置き換えてみましょう。例えば数学の公式は実際の生活では使わないかもしれません。昔の歴史を勉強しても将来何の役に立つのかと思ったりもします。でも、いろいろな事を勉強して身に着けておけば、余裕を持つことができるのです。実際には役に立たないかもしれないけど、それが余裕として人間の幅になるのです。
経験も同じです。たくさんの経験をすればそれだけ人間の幅が広がります。
将来、仕事に就いて何かのプロジェクトを行う時、経験を生かしていろいろな角度から物事を考えて検討できたら、いいアイデアが生まれるかもしれません。
学んだこと、経験したことは、ほとんどは無駄に終わったように感じるかもしれません。しかし、本当は無駄ではないのです。それが余裕であって、いい仕事に、いい人生につながります。