「コロナという不安を越えて」
- 公開日
- 2021/09/14
- 更新日
- 2021/09/14
学校行事・できごと
ホームランの世界記録通算868本の記録を持つ、元プロ野球選手で、現 ソフトバンクホークスの会長である 王貞治さんという方がいます。その王貞治さんが現役時代に開幕前になると次のような不安をもっていたそうです。
「このシーズンは ホームランを1 本も打てないのでは」
また、阪神で活躍した新井貴弘さんは、広島に入団したときに周りの選手と比べて、「自分はプロでは通用しないのではないか」と不安を持ったそうです。
この不安に対して、王貞治さんも新井貴弘さんも同じようなことを言っています。「不安があるから、練習をするんです。練習することで、不安が少なくなります。でもなくなりません。だから、また練習する。」のだそうです。
皆さんは、コロナ感染の対策として、手洗いやマスクをしていますね。私も、コロナ感染予防のためにマスク、手洗いをしっかりとしています。きちんと予防しないとコロナに感染するかもしれないという不安があるからです。
さて、コロナ感染に誰も不安を持たなければ、マスクもしない、手洗いをしない、なにも感染対策 をしない。もし、そうなれば、どうなると思いますか。きっと、感染がどんどん広がるでしょう。何万人もの死者が出るかもしれません。だから、多くの人が不安を持つことで、マスクや手洗いなど感染対策をしっかり行い、感染が広がることを防止できているのだと思います。
そう考えると、不安を持つというのは決して悪いことでは無いような気がします。不安があるから、練習しよう、対策をしようとなるのです。
不安から逃げて、何もしない、これでは人は成長しません。不安と向き合い、戦ってください。戦うとは、「対策をする」ということです。不安を持つのは悪いことではありません。私たちが成長するためにはとても大切なことでもあるのです。