「しんゆう」
- 公開日
- 2022/11/15
- 更新日
- 2022/11/15
学校行事・できごと
皆さんは「親友」について真剣に考えたことがありますか。友達がたくさんいるのは大変結構なことですが、毎日何となく一緒にいて話をしたり遊んだりしている友達のことを
「親友」と呼ぶのでしょうか?
私が読んだ本の中に「5つのしんゆう」っていう漢字が書いてありました。
「親友」「新友」「信友」「心友」「真友」
どれも何となく意味が理解できるような気がしますね。
人間には、自分がつらいときや悩んだときに本当に親身になって相談にのってくれたり、自分がうれしいときに心から一緒に喜んでくれる「親友」が必要なんだと思います。
しかし自分だけが勝手にある一人の友だちを「親友」と思い込み、自分のことを理解してくれと要求ばかりでは本当の「親友」とはなりません。相手が自分のことを思って考えてくれていると感じた分、相手のことも親身になって同じように考えてあげられるようになって、はじめて「親友」という関係になれるのだと思います。
私にも、もう長年つきあっている「親友」がいます。今でも時々連絡をとって会います。楽しかったことを語り合ったり、悩みを聞きあったりしています。初めのころはずいぶん喧嘩もしました。お互いの正反対の意見に腹を立てたり「自分のことばかり言うなよ。」と言って口げんかになったこともありました。でも今でもたまに電話があって「どないしている」とお互いがどちらからともなく連絡をとっています。
人は友達なしで一人で生きていくことは大変難しいです。逆に「親友」がいることは大変幸せであり、自分にとって人生の大きな財産になります。しかし、すぐに「親友」という関係の友だちができるものではありません。今いる親しい友だちやこれから出会うであろう友達と日々過ごす中で、真剣に互いを思いやれる関係となったときに「親友」と呼べるようになるのだと思います。
もうすでに「親友」と呼べる人がいますと言える人もいるかもしれませんが、今はいなくても、心がけていれば、いずれはすばらしい「親友」が目の前に現れるかもしれません。これを機会にして「親友」について少し考えてみてください。