将来「働くこと」は?
- 公開日
- 2021/11/18
- 更新日
- 2021/11/18
学校行事・できごと
来週火曜日は、勤労感謝の日。文字通り勤労、働く人々がお互いに感謝し、生産を祝う日です。ところで、今から10年後には、世の中にある職業の内、半分以上が他の職種に代わっているのではないかと言われています。つまり、AIやロボットによる機械化が進んだり、ネット上でやりとりされる仕事がどんどん増えていきます。それはもうすでに始まっています。
例えば「ユーチューバー」や「e−スポーツ選手」などといった職業は、10年前はありませんでした。
しかし、どんなに機械化されても、結局は人間の能力によって社会は回っていきます。「ユーチューバー」や「e−スポーツ選手」も人間が操作しなければ、ただの液晶画面にすぎません。そこには、やはり独創的な創造力でユーチューブに投稿したり、人並外れた高度なテクニックでコントローラーを操作しなければ職業にはならないでしょう。10年後といえば、5,6年生は20代になって、社会の最前線で活躍する頃かもしれません。
その時に必要な力は、知識に加えて、思考力、判断力、表現力、そして学びに向かう力と言われています。いま日本では、国を挙げて子どもたち にこれらの力をつけようとしています。
教育は変わっていきます。まず、思考力とは、自分で考え出す力。授業中黒板を写すだけになっていないでしょうか。それはロボットでもできます。なぜそうなるのか理由を考えて、この時間中に覚えてしまおう、という気持ちで受けてみてはどうでしょうか。
次に判断力。よいか悪いか、人が嫌な思いをしていないか、今やっていることは合理的なのか、そういった判断をする力。人に嫌われていたのではどんな仕事もうまくいきません。
さらに、表現力。文字や言葉で相手に伝えるということだが、それだけでなく、絵や作品、音楽、ダンスやス ポーツのように体を使った表現など、様々な方法で人にアピしたり説明する力。
そして、学びに向かう力。なぜこうなるんだろう?これは何なんだ?どうすれば解決できるんだ?という向学心。こういった、ロボットにはできない思考力・判断力・表現力・学びに向かう力などを身に付けるために毎日勉強してもらっている。「はてな?」の気持ちをもって授業に臨んでほしい。それが、将来社会で活躍できる勤労者への第一歩であると思います。