学校日記

「シャボン玉」

公開日
2021/12/03
更新日
2021/12/03

学校行事・できごと

保護者の皆様へ

『シャボン玉』 野口雨情

シャボン玉飛んだ。屋根まで飛んだ。屋根まで飛んで、こわれて消えた。
シャボン玉消えた。飛ばずに消えた。産まれてすぐに、こわれて消えた。
風、風、吹くな。シャボン玉飛ばそ。

作詞した雨情さんが幼くして亡くした我が子への思いを込めてこの歌を作られたそうです。キラキラ輝き、これからどこまでも飛んでいくという大きな可能性を持ってこの世に生を得た小さな子供の命。屋根まで飛んだけど、こわれて消えてしまった。飛ぶこともなく、風が吹いて消えてしまった。「風」は子ども自身の力ではどうしようもない力(貧困、飢え、病気、戦争)なのかもしれません。子どもを取り巻いている親、大人たちは「風」を防ぐように、「風」が吹かないように、そんな思いだったのでしょうか。