「学校から、地域の皆さまへのお願い。」
- 公開日
- 2021/12/17
- 更新日
- 2021/12/17
学校行事・できごと
「人間は良い心をもって生まれてくる。良い心が悪くならないように良い行いを褒め、きちんとしつけるべきだ。」(性善説:孟子)
「人間は悪い心をもって生まれてくる。悪い行いを止め、良い行動を示し、良い心になるように教えなければならない。」(性悪説:荀子)
「人間は白い紙のような状態で生まれてくる。良いこと悪いことの区別がつくように教えていかなければならない。」(白紙説:不明)
皆さんはこの3つの考えの中で一番近いのはどれですか。いずれにしても、これらの3つの考え方に共通していることは、良いことと悪いことをきちんと教え、良いことをしたら褒める、悪いことをしたら、それは悪いことだと教え、しないようにすることです。このことは、大人として当たり前の役割だと思いますが、価値観や感性の違いがあることもあります。しかし、学校と家庭、地域が同じ考えの基に子どもたちを育てていくことが重要です。
学校では、間違った行動には、毅然とした態度で指導し、よい行動を見つけてしっかりと褒め、善悪の判断ができる子どもに育てようと全教職員が共通理解を図りながら指導しています。自分の思い通りにならないと、すぐにイライラして友だちに八つ当たりしたり、意地悪したりしてしまう等、自分の心をコントロールできなくなる子もいます。育ちの個人差もありますが、身勝手な理由で、無理や不正が通るようでは、その子の将来にとっても、好ましくありません。
まもなく学校は冬休みになります。ご家庭も年末年始の準備で忙しくなる時期です。どうしても大人の目が届きにくくなる時期になります。どうか、学校外での子どもたちの行動を見守り、厳しくも温かい言葉を子どもたちにかけてやってください。