立ち居振る舞い
- 公開日
- 2022/02/15
- 更新日
- 2022/02/15
学校行事・できごと
フィギュアースケートの羽生選手が北京で記者会見を開きましたが、去り際に見せた行動に賞賛の声が上がっています。
記者会見が終わり、演壇の端まで歩くと、報道陣に向かって頭を下げました。階段を下りた後、演壇の脇に飾られた開催国の国旗やオリンピックの旗に対して深く礼をしました。この振る舞いが賞賛されています。
今回羽生選手は結果を出せませんでしたが、注目の選手でした。当然試合後のコメントを各報道機関が競って取材しようとするでしょう。しかし彼は取材をスルーしてきました。取材をすると多くの人が集まり密になるからです。彼は足を痛めていたこともありますが、コロナ禍で取材陣が密になることを回避したのです。
彼は、どんな大会でも開催国の国旗に礼を尽くしています。また大会に関わった人たちにも感謝の姿勢を示しています。
確かに記録を残すことは大事です。その努力その結果は当然賞賛されることです。しかしその結果に見合う立ち居振る舞いができていないと、人々は結果に見合う賞賛をしてくれないでしょう。最近日本では、いい大人がとるに足らない理由で怒り騒ぎを起こすニュースを聞きます。まだまだ若い羽生選手の立ち居振る舞いが、いかにすごいことか考えさせられます。