学校日記

「判断・決断するのは人」

公開日
2025/02/27
更新日
2025/02/27

学校行事・できごと

「ロシアとウクライナ」の戦争が始まって3年が過ぎました。アメリカの大統領が変わり、戦争終結に向けての動きが出てきました。それは素晴らしいことですし、一日も早く無意味な戦争は終結していただきたいと思います。
ですが、ロシアとウクライナそしてアメリカ、EUの国々が果たして最善を尽くして戦争回避の道を模索しているのでしょうか。確かに国の事情があり、国のリーダーたちの思惑もあるでしょう。しかし、最後は感情で判断することになったのです。今後一日も早くウクライナへの侵攻の終息を願うばかりですが、「決断した」ことへの責任の重さを改めて感じます。と同時に、こうした時こそ日本人として取るべき行動や態度について考えることも必要だと思います。日本でも、ウクライナの現状を見て防衛強化の論議が始まっています。しかし本当に大切なことは、世界でどんなに技術革新や科学が進歩したとしても、判断・決断をしていくのは人です。つまり、人間力の育成が一番重要だということです。

判断力や思考力そして人権感覚をみにつけるために、どんな学びが必要となるのか、今一度考えることが大切です。混沌としてきた将来を生きていく子どもたちのために、こうした能力を身につけさせることも、学校教育の大切な役割と考えています。

天下茶屋小学校 校長 清原良一