大阪市立北稜中学校

卒業式前日 ── 3年生最後の朝と、2年生が「普通」を見つめ直す学年集会

公開日
2026/03/12
更新日
2026/03/12

学校日記

本日は卒業式前日。朝の登校時間、1・2年生に交じって3年生が校門をくぐる風景は、今日が最後となります。2・3限目には卒業式の予行が行われる予定です。明日の本番に向けて、しっかりと流れを確認してほしいと思います。


グラウンドでは、2年生の学年集会が行われました。3月11日という日にあらためて目を向け、東日本大震災を通して「普通とは何か」を考える時間です。


今週の講話担当の先生からは、2011年3月11日に発生した大地震と津波について、ご自身の大学生時代の体験を交えたお話がありました。当時はスマートフォンで瞬時に情報が届く時代ではなく、地震の大きさや被害の深刻さをすぐには実感できなかったこと。帰宅後、テレビで繰り返し映し出される津波の映像を見て、初めて「とんでもないことが起きた」と感じたことが語られました。


続いて紹介されたのは、被災地で行われた牛丼の炊き出しのエピソードです。インタビューを受けていた高齢の方が「生まれて初めて牛丼を食べた」「こんなにおいしいものだとは思わなかった」と話されていたことが、先生の心に今も残っているそうです。


私たちはつい、自分にとって当たり前のものを誰にとっても当たり前だと思いがちです。しかし先生はこのエピソードを通して、「自分にとっての普通は、相手にとっての普通とは限らない」ということを、生徒たちにまっすぐ伝えてくださいました。文化や育ってきた環境、感じ方の違い──集団生活の中にはさまざまな「普通」があります。自分の基準だけで決めつけず、相手の普通を受け入れること、そして自分の普通を押しつけないこと。生徒たちは静かに耳を傾け、それぞれに考えている様子が見られました。


2年生として過ごす日々も、残りおよそ1年です。今日の話をきっかけに、78期生のみなさんが互いを尊重し合いながら、あたたかな学年・学校をつくっていってくれることを願っています。明日はいよいよ卒業式。3年生の門出を、学校全体で気持ちよく送り出したいと思います。保護者・地域の皆さま、引き続きあたたかく見守っていただけますと幸いです。


キーワード:北稜中学校、学校日記、卒業式前日、学年集会、東日本大震災、2年生、78期生

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