学校日記

文化祭 2年「真夏のアオハル in 京橋」3

公開日
2019/10/25
更新日
2019/10/25

2学年

 死にたいと思っていた姉も、母の「生きなあかん」という強い言葉で立ち直っていきます。3年前に亡くなった姉は、母の言うとおりに強く生き、戦争の悲惨さを後世の人たちに語り継いでいったそうです。おばあさんは、私もまだまだ生きて、戦争を知らない世代の人に、私たちが住む京橋の街で、戦争により命が奪われ、家族が奪われていった現実があったことを伝えていくと語ります。
 JR京橋駅の南口には「大阪大空襲 京橋駅爆撃被災者慰霊碑」があります。大阪陸軍造兵廠に落そうとした1トン爆弾が北側に流れ、その一つが京橋駅環状線の高架を突き破り、片町線ホームに避難していた人々の上に炸裂しました。まさに断末魔の叫びが飛び交う生き地獄そのものだったそうです。
 改めて、今の平和に感謝するとともに、この平和を築いてきた人々への感謝、悲惨な戦争の実態を語り継ぐことの大切さについて感じさせてくれました。そして、家族の温かさ、苦難に負けづに未来に向かって前向きに生きていこうというメッセージを感じさせてくれました。