学校日記

校庭の野草調査

公開日
2020/04/22
更新日
2020/04/22

1年

1年生の理科の授業の開始に向けて、校庭の野草を調査しました。
これは、授業開始後に生徒たちに実際に行ってもらうものになります。
1年生の生徒たちにとっては、初めての実習形式の授業になる予定です。

校庭にはみなさんが「雑草」とひとくくりに呼んでしまう植物が、
何十種類と生息しています。
みなさんは何種類の野草を発見できるでしょうか?
授業開始を楽しみにしています。

調査した中で、1種類だけ植物を紹介したいと思います。
写真に載せてある、オレンジ色のかわいい花を咲かせる植物です。
道路脇によく咲いていたりするので、1度は目にしたことがある植物かと思います。
八阪中学校には、クラブハウス前や校庭の北側に生えていました。
これは、「ナガミヒナゲシ」と呼ばれる植物です。
かわいいから摘んで帰ろう・・・と思った方、いったんストップです。
ナガミヒナゲシは、特定外来種などには指定されていませんが、これらと同様に生態系に大きな影響を与える外来生物として、危険性を周知し、駆除の協力を呼びかけている自治体もあるぐらい厄介な植物です。
気をつける点は、
繁殖力が非常に強いこと(1株に種子が何万個単位である)
根や葉からほかの植物の生育を阻害する物質が生み出される(アレロパシー)
と、されているようです。
かわいい花でも色々と抱えているんですね。