津川先輩 凱旋母校訪問 1 10/31
- 公開日
- 2016/10/31
- 更新日
- 2016/10/31
お知らせ
平成28年10月31日(月)、生徒たちは8時20分に体育館へ集合。リオデジャネイロ2016パラリンピック銅メダリストの津川拓也先輩の映像をまず観戦し、リオの感動をよみがえらせます。
その間に、津川選手本人には体育館入り口でスタンバイしていただき、映像終了後、大きな拍手の中を入場していただきました。
校長先生より、津川選手の紹介をしていただいた後、津川選手ご本人からメッセージを読み上げていただきました。
メッセージ全文(原文そのまま)です。
八阪中学校を卒業しました、津川拓也です。
みなさん、おはようございます。
私は、じへいしょうという、とくせいをもち、重い知的障がいがあります。
今日は、母と相談してごあいさつを書いてきました。
読む練習をしてまいりましたので、お聞きください。
このたびは、リオパラの報告にお呼びくださり、ありがとうございます。
リオパラリンピックでは、
100m背泳ぎ 1:03:42 銅メダル
200m個人メドレー 2:18:03 自己ベストで5位入賞いたしました。
スタートとターンを、たくさん、たくさん練習しました。
目標としていました、背泳ぎのメダルと、個人メドレーが、自己ベストで決勝5位になったことに満足しています。
この結果が出せたのは、中学時代のクラスメイト、同級生とともに、毎日こつこつとまなび、水泳大会、陸上競技大会、文化祭など、学年をこえた、交流の中で、先生がたの、ごしどうのもと、社会を学ばせていただき、水泳部の仲間と、毎年、真っ黒になって、練習をがんばったからです。
私には知的障がいがありますから、社会で生活していく中で、たくさんの人にお手伝いを、お願いすることになります。
お願いするばかりではなく、私にできること、毎日をがんばって生きていくことで、みなさんに何かを感じていただく、お手伝いができれば、いいなと思っています。
今は仕事と水泳です。どちらも大好きです。
毎日大好きな電車で通勤して、笑顔のいっぱいある職場で仲間と働いています。
そして練習や大会に行くときは、そのたくさんの笑顔がいつも「がんばって!行ってらっしゃ〜い!」と応援してくれます。
水泳の練習はとてもハードです。
ですが、しんどい練習も、チームメイトといっしょだと乗りこえられます。コーチはいつも、先を考えて教えてくださいます。
一人では難しいことも、仲間と気持ちを、ささえあえば、乗りこえられることを、私は、学校生活でまなびました。
今は、職場で、スイミングで、まなんでいます。
そして今日はこうして、またたくさんの仲間と出会いをいただきました。
これからの目標、2020東京は、さらに上を目指して、練習をがんばり、東京の会場で、みなさまに応援していただけるよう、「努力と挑戦」を続けたいと思います。
今日はみなさまの、きちょうな、お時間をくださり、ありがとうございました。
これからも、がんばります!どうぞ、応援よろしくお願いいたします。
本日は、まことにありがとうございました。