学校日記

1年 福祉講話

公開日
2019/02/18
更新日
2019/02/18

1年

2月15日(金)、障がい者教育の一環として1年生を対象に福祉講話を行いました。

講師として鈴東 祐己さんをお招きして、自身の経験をもとに障がいをもつ人々の葛藤や可能性についてお話しいただきました。鈴東さんは幼少期より10万人に1人といわれる脊髄性筋萎縮症(SMA)を発症され、様々な不自由をされながらも、今日ではコンピューター関係の仕事や講演活動を精力的に行っておられます。

他の子に弱みを見せないように強がって振舞ってしまったために、助けてくれていた友人も離れてしまい殻に閉じこもってしまった学生時代から、この病気の平均寿命を超えた20歳以降に芽生えたチャレンジ精神とその実行例について、1年生にも分かりやすいようにシミュレーションゲームに見立てて自身のこれまでの歩みを語ってくださりました。

最後には、こんな自分でもできることがありそこはさらにできるように、他者と違うところは、そこばかりに目をやるのではなくその違いを認め合ったうえで支えあっていくことの重要性や、共助していくことのありがたさについて語られました。

今週は福祉体験ということで車椅子体験、専用装具による高齢者体験、アイマスク体験を通じて困っている人は何をされたら助かるのか、介助する側はどのようなところに気を付ければいいのかを身をもって体験したいと思います。