学校日記

朝礼講話 4月20日(月)

公開日
2015/04/20
更新日
2015/05/11

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

今日は、暦の上で二十四節気の第6番目「穀雨」です。

田畑の準備が整い、春の雨が降るころということです。

その通りの雨続きで、一週間遅れましたが、本日、学級委員の認証式が行われました。

委員になった皆さん、しっかりと頑張ってください。

みんなが、学習に、学校行事に、部活動に、一生懸命頑張る学校。

友達を大切にし、みんなが楽しく過ごせる学校。

「仲間はずれ」「いじめ」のない、みんなが安心して生活ができる学校。

家族や地域の方々に迷惑をかけないで、地域に貢献する学校。

みんなが「誇りに思える学校」作りのために、新たな課題を見つけて、それぞれの活動に取り組んでください。

さて、早いもので、春を待ち望んだ桜の花が、散ってしまいました。

昔、ある染織家が、きれいな桜の花で布を染め上げようと思い、桜の花びらをたくさん集めて、しぼった液で布を染めてみました。

きれいな桜の色に染まるかと思いましたが、全然期待した色が出ませんでした。

そこで、いろいろと試しました。

そして、桜の木の皮や幹を煮詰めた液に布をつけたら、きれいな桜色に布が染まったそうです。

桜の花びらの淡いピンク色は、桜の木が全身で作り出している色だったのです。

皆さんも一緒です。

皆さんは、今、中学生ですが、保護者の方々、ご近所、地域の方々、我々学校の教職員に見守られながら、毎日勉強に、部活動に頑張っています。

これは、将来大人になった時に素敵な花を開かせることができるように、一日一日自分の幹を育てているのです。

桜の花びらが散ると、すぐに今度は葉っぱを出して、これからの真夏の暑い太陽をいっぱい吸収し、秋に葉っぱを落とし、真冬の寒い木枯らしに耐えて、また来年の春きれいな花を咲かせる準備をするのです。

皆さんも、毎日いろいろと大変なことがあると思いますが、頑張って自分の幹を太らせ、将来立派な花を咲かせる準備をしていってください。

今日から家庭訪問です。

地域に迷惑をかけないこと。

明日は「全国学力・学習状況調査」です。

全力を尽くして、しっかりと頑張ってください。