学校日記

2月15日 全校集会講話

公開日
2016/02/15
更新日
2016/02/15

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

2月4日の「立春」から2週間近くが過ぎ、正門の梅の花も咲き始め、春の気配が感じられる季節となってきました。
今週、2月19日(金)が「雨水」、「立春」に次いで、24節季の2番目、雪が雨に変わる頃、寒さも峠を越える頃、です。このあと、三寒四温を繰り返して、春になっていきます。

昨日のように春らしくなったかと思ったら、また今日のように寒くなる、気温の変化が激しい時期ですから、早寝、早起き、朝ごはん、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事、手洗い、うがいをして、体調管理に気を付けてください。

3年生の皆さんは、先週、水曜、木曜と、私学受験、そして合格発表でした。どうでしたか。面接もうまくいきましたか。

「人間万事塞翁が馬」ということわざを知っていますか?
昔、中国の北方の塞という国に住むおじいさんが、素晴らしい名馬を飼っていました。しかし、あるとき、その名馬が逃げてしまいます。近所の人たちは、さぞかしおじいさんは悲しんでいるだろうと思い、慰めようとおじいさんを訪ねました。しかし、全く悲しんでいる様子もなく、「そのうちによいことがあるでしょう。」と平気な顔をしていました。
すると、しばらくたって、その逃げた名馬が、一頭のメス馬を連れて帰ってきました。近所の人たちは、今度はおじいさんが、さぞかし喜んでいるだろうと思って、家に行くと、「何か嫌なことが起こらなければいいのだが。」と一向に喜んでいる様子はありません。
すると、しばらくして、そのメス馬に乗っていたおじいさんの息子が落馬して、足の骨を折る大けがをしてしまいます。
近所の人が見舞いに行くと、おじいさんは、「また、いいこともあるでしょう。」という返事です。すると、しばらくして、塞の国が隣の国と戦争となり、おじいさんの息子は、足の骨を折る大けがのために、戦争に行かなくて済みました。
この様に、人生には、いいこともあれば、悪いこともある。いいときこそ気をつけなければならない。悪いことがあっても、頑張れば、次はいいことがあるということわざです。

3年生の皆さんのなかには、私立高校専願で合格し、進路を決定した人もいます。本当に、よくがんばりました、おめでとうございます。
しかし、先生方の、友達の、ご家族の支えがあったからこそ、合格できたことを忘れてはいけません。
謙虚な気持ちを忘れずに、これから、みんなに、どう恩返しをできるか、考えてください。

 もし、不合格の人がいたら、次に向かってしっかりと頑張ってください。
併願の人は、浮かれている暇はありません。本命の公立高校受検に向けて、今週は進路懇談です。しっかりと最後の追い込みをかけてください。