学校日記

3月7日 全校集会講話

公開日
2016/03/07
更新日
2016/03/07

山岡校長の「雨ニモ負ケズ」

今年度、全学年がそろっての最後の全校集会となりました。

先週土曜日、3月5日は、24節気の第3、「啓蟄」でした。
「冬眠していた虫が、穴から出てくる頃」という意味で、先週末から、いよいよ春らしくなってきました。

先週の「卒業生を送る会」、ご苦労様でした。素晴らしい取り組みとなりました。

「第18回大阪市立中学校生徒スイス派遣」の選考試験が行われた結果、1年1組の大西さんが「第18回日本・スイス青少年交流使節団団員」に選ばれました。
大阪市立中学校130校で6名という難関を、英語筆記試験、日本語作文、英語面接、日本語面接をクリアして、1年生で選ばれました。
今年の夏休み、日本の代表として、スイスへ行って、日本の良さを伝えてほしいと思います。

日本では、君たちは平和に学校で、勉強に部活動に、当たり前のように頑張れますが、世界に目を向けると、今も、平和に生活できない方々が大勢います。
今の日本が平和だからといって、あたりまえのことだと思ってはいけません。日本でも、過去にはそういう時代がありました。

新聞やニュースで、近隣諸国の人たちが、日本に対して良くない感情を持っているという映像を見たことがあると思います。
それは、過去の戦争において、日本がアジア全域に進出したという歴史があるからです。
そのため、戦後70年たった今も、日本に良くない感情を持っている方々がいるのです。

しかし、21世紀を担っていく君たちは、過去の歴史を学んだうえで、二度と繰り返さないようにしなければなりません。
そして、国際社会において、外国の人たちと手を携えて平和な世界を作っていかなければなりません。

近年になって、国旗日の丸が、公共施設に常時掲揚されるようになりました。逆に言えば、それまで国旗が掲揚されていなかったのです。それはなぜでしょう。

外国に行くと必ずその国の国旗が掲揚されており、その国の国旗を大切にするとともに、他国の国旗を敬っています。

大阪で、国際大会が開催されたときに、応援に行った中学生が、配られた国旗でチャンバラをし、床に捨て、踏みにじり、他国の方々が抗議するという事件が起こりました。
世界の人たちが、それぞれの国旗を大切にしていることを知らなかったから、こんな事件が起こったのです。

君たちは、このことについても、しっかりと学習してください。知らない、学ばない、考えないことはよくありません。

21世紀を担って国際社会で活躍する君たちが、それぞれの国を敬い、それぞれの国の国旗、国歌を平和のシンボルとし、世界平和に貢献できる日本人になって欲しいと思います。

本日、このあと、生徒会役員立候補者紹介があります。しっかりと聞いてください。